屋内の耐震工事
元縁側と部屋との境にX状の柱を設置し、2階の荷重を支えて補強しました。
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壁の中、床下、天井裏等の補強はもちろんですが、普通の耐震補強工事が終わった後、こんなモノが見えたりもします。
このX状のもので、2階の外壁面にあたる部分の梁を1階から支えています。2階の荷重を負担している1階の梁を支えているのです。
この工事の場合、縁側までをフローリングに変えて部屋を一体的にリフォームしたので、広々とした空間が生まれました。元縁側と部屋との境にこの"X"を設置し、2階の荷重を支えて補強しています。
テレビのリフォーム番組ではよく「広い空間ができました。」などと言われますが、広い空間にリフォームするなら補強が必要です。
リフォームで木造住宅に広いリビングを作りたいなら、梁を鉄骨にするとか、補強材を必ず入れるべきです。
リフォームの工事を始めると、壁の中や床の下がボロボロのお宅、結構あります。
そういった場合、弊社では全部修繕した上でキッチンセットを置くなり、ユニットバスを入れるなり致します。床下にコンクリートが打っていなければ防湿し、コンクリートを打ちます。
リフォームを頼まれて、頼まれたキッチンセットやユニットバスを入れたら終わり!という考え方はありません。何年先もこれからも、ずっと住み続けられる家にしたいのです。
やっぱり「埋まっちまうもん、見えんくなっちまうもん」が大事で、きっちり、しっかり仕事をしたいのです。
“早くて、安くて、きれいな”仕事ぶりではありませんが、しかしその成果は何十年か後に必ずお分かりになると思います。